武生高等学校同窓会関西支部第13回総会が、平成29年10月14日、大阪国際センターにおいて、ご来賓、同窓会本部・井上和治氏、同窓会関東支部長・小倉征彦氏、石川県支部長・江端義幸氏、東海支部副支部長・馬場文雄氏、事務局・山本真司氏、母校教頭・金崎肇氏、福井県大阪事務所長・吉田勉氏、福井県地域交流推進課主任・大石修平氏、福井新聞社大阪支社長・吉野憲治氏、と会員併せて52名の参加で盛大に行われました。
冒頭、瀧波支部長の挨拶では、9期18年支部長として無事勤め上げられたことへの感謝。上山前支部長(現名誉支部長)から引き継いだ折のお言葉、①立場の違いやわだかまりを乗り越えて、皆が在校当時にかえって集まれる雰囲気を作る事。 ②同窓会にメリットを見いだせない人たちも集まれる工夫をすること。 ③一期一会の精神に則り、この会を大切にし、励ましあい、有意義に過ごし、地域社会の発展に尽くすこと。等々を常に心掛けて運営してきた。また、本総会をもって退任し、世代交代を図りたい。新規役員の方々は『ノブレス・オブリュージュ』の精神で更なる発展に尽力願いたい。最後に『モンテクリスト伯』の一節『待て、そして希望を持て』の言葉を披露し結びました。
続いて同窓会本部より井上和治氏より、関西支部の活発な活動を嬉しく思うとともに、更なる支援を行いたいとのご祝辞をいただき、武生高校教頭金崎肇氏より、母校の大学進学状況、福井理数グランプリで優勝したこと、部活動の全国での活躍、文化祭・体育祭での創意工夫など、武高生の生き生きとした生活ぶりをご披露頂きました。
次に議案に移り、平成27年度、28年度の活動報告、財務状況報告が承認されました。引き続き、新支部長 三好規雄(S41年卒)が選任され、新支部長より役員を含めた新組織の提案がなされ、全会一致で承認され、新体制がスタートしました。
三好新支部長より、冒頭の瀧波前支部長の精神、三つの心構えを引き継ぎ、更に関西支部を発展させるべく努力していくとの力強い言葉がありました。
さらには今回退任される武田前支部長代理より、支部創設の苦労話、高校・市とともに溌展していくこと。また生涯現役でいたいとの言葉をいただきました。
続いて、サイエンスクラフト株式会社代表取締役 井上和治氏より『逍遥園 襖の下張り』と題した記念講演をいただきました。
内容を要約すると、松井耕雪の別荘で武生帆山橋近くにあった『逍遥園』の解体に伴い、井上氏が入手した襖の下張りの中から発見された重要人物の手紙にちなみ、松井耕雪の生涯・業績、さらには松井耕雪と深い関わりのあった、松平春嶽、横井小楠、橘曙覧、山本怡仙、竹内確斎、森余山、三岡八郎(由利公正)、坂本龍馬、岡倉天心、杉田定一(後の衆議院議長)、関義臣、谷口一学、渡邊洪基(東大初代総長)、町村金弥(日本酪農の父)など故郷に深く関わりのある人物を絡めて、大変楽しく、興味深く、歴史のドキュメントを織り交ぜながらの講演でした。
続いて、集合写真の撮影を行い、引き続き懇親会に移りました。
懇親会は、加藤酒造様のご厚意で寄付していただきました清酒『梵』で、小倉関東支部長の音頭で乾杯に始まり、それぞれに旧交を温める中、ビンゴゲーム、エレクトーン演奏、校歌斉唱、全員で懐かしい歌を歌い、大変楽しい時間を過ごしました。
また、福井県からは、ふるさと納税(特に母校応援寄付)についてのプレゼンもありました。
おわりに江端石川県支部長のご発声で、万歳三唱を行い、関西支部・母校の発展、参加者の健勝を祈念し、次回の総会での再会を期し散会しました。
なお、本総会の記事が福井新聞に10月20日に掲載されました。
井上和治氏の記念講演(抄録)A4・WORD・5頁、また武生高校同窓会関西支部「20年のあゆみ」をご希望の方は下記アドレスにお知らせください。
武高同窓会関西支部事務局長 多門 秀夫(S43年卒)
euahv110@ican.zaq.ne.jp