武生高校OB合唱団の第12回定期演奏会が、平成30年2月18日(日)午後2時より越前市文化センター大ホールにおいて、多くの聴衆を迎え開催されました。
本合唱団は発足して19年目に入り、越前市はもとより、「福井ハーモニーホール」、大阪梅田「フェニックスホール」、東京銀座「王子ホール」など活発な活動を続けてまいりました。
今回の演奏会は、平成17年関西支部10周年記念総会においてご講演をいただいた田中浩氏(39年卒)の指揮のもと、
ピアニストには鯖江市出身・仁愛女子短期大学非常勤講師清水由紀子さん。ソリストには、福井県音楽コンクール知事賞受賞など演奏活動、指導者としてもご活躍の天藤まゆみ氏(ソプラノ)
越前市出身、ウイーン在住で、ウイーン国立音楽大学、リヒャルト・ワグナー私立音大をそれぞれ最優秀で卒業、数々の受賞歴を持ち、現在は国内外でオペラ歌手としてご活躍の山下哲弘氏(バリトン)を迎え、
さらには、宇野智子先生のご指導のもと武生高等学校合唱部の皆さんも賛助出演いただき楽しく、さらには芸術の香りたかく催されました。
第一ステージは「木下牧子/アカペラ・コーラス・セレクション」より5曲。
第二ステージは「九ちゃんが歌ったうた 横山潤子 編曲」より私達になじみの深い「上を向いて歩こう」「明日があるさ」「見上げてごらん夜の星を」など5曲を歌いました。不慮の事故で亡くなった坂本九ちゃんを偲び、また同時代の青春に戻り胸が熱くなるひとときでした。
第三ステージは武生高等学校合唱部の若々しい素敵な歌声を2曲。ステージの袖で、「ああ、あんな時もあったなあ・・・・」とため息。
第四ステージは、モーツアルト、ヴェルディとともに「三大レクイエム」ともいわれるフォーレ作曲「レクイエム」を前述のソリストとともに、大変美しく歌いあげることができました。大曲にもかかわらず、終始荘厳に、美しく、聴衆の皆さんも19世紀後半のヨーロッパ教会の神秘的ともいえるミサに誘い込まれ、味わっていただいたことだと思います。
終演後は恒例の打ち上げ。演奏会の余韻、興奮も手伝って、酔いも回り、歌声も楽しく、まだこれだけのエネルギーが残っていたかのようにワイワイと楽しく学生時代に戻って時間の経つのも忘れるほどの盛り上がりを見せていました。
関西支部からは、石動(43年卒)多門(43年卒)が参加しました。